SSI 共創DAY

2035年10月21日

翻訳機能付き外国人チャットアプリ、世界を席巻

合成音声が主流だった外国人アプリに輪を起こした。OX社の「TANOSHIKU」。話している本人の声をAIが分析し、本人の声に似せた合成音声で自動翻訳することが人気となり、全世界で10億人のユーザーを超える大ヒット作となった。現在では、プライベートのコミュニケーションから企業の人材採用まで、幅広いシーンで使われている。声のトーンやニュアンスを考慮した、より生身に近いコミュニケーションが取れる点がポイントだ。
2035年4月27日

スイスで公用語が廃止へ

スイスの首相であるチューリッヒ・ベルン氏は、2037年までに公用語を廃止する法律案を議会に提出した。スイスでは4ヵ国が公用語となっている多言語国家だが、近年は言語をリアルタイムで翻訳し、音声として出力するデバイスが普及し、公用語と設定する必要性が薄れつつあった。特に多くの国が密集している欧州では、音声翻訳デバイスの普及率は90%を超えており、各国が公用語を設定しなくても、全ての人が意思疎通を行うことができる土壌が生まれている。4年前にはドイツ・フランスが立て続けに公用語を廃止し、スイスもその流れに乗った格好だ。一方で、保護主義者からは、「永久中立である我が国の中核をなすロマンシュ語が衰退してしまう」との厳しい批判が出ており、上手くまとめられるか、ベルン首相の手腕に各国が注目している。
2025年4月27日

みかん社, 言語通訳機能を持つスマートウォッチを販売予定

みかん社は聞いた言語を即時に解析し、翻訳するスマートウォッチを開発した。これまで、言語を翻訳する機能は存在したが、ある言語をリアルタイムに解析し、翻訳を行う機能は音声認識技術がボトルネックとなり実現していなかった。そこで、みかん社は音声を正確に認識させるための音声マイクを2年前に開発した。この音声マイクは、音波を振動で検知する従来のマイクとは異なり、人が話す際に発生させる高調波を検知する超音波センサを応用させている。超音波で音声を認識させることで、従来の音声の誤認識を大幅に低減させることができる。そして、この音声センサを搭載したスマートウォッチが今年6月に販売させることが決定した。音声認識技術が向上したことにより、ある言語を話す人の話をリアルタイムで翻訳し、結果をスマホに送信したり、ワイヤレスイヤホンに翻訳した音声を流すことができる。これにより、海外旅行でも海外の言語を話すことができなくても、意思疎通を図ることができる。価格はまだ公表されていないが、みかん社製品に詳しいJon Oxford氏によると、11万円程度になると言われている。